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プロフィール
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2012/01/27 21:07
どのあたりまでの一生(ひとよ)かはち切れむばかりの冬の林檎割りたり |
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2012/01/21 23:49
はばたけるやうに来たりし白きものいづ方からの音信か 雪 |
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2012/01/17 23:58
月光は受話器をつたひはじめたり越前岬の水仙匂ふ |
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2012/01/10 23:12
ロメオ理髪店二階はジュリエット美容室露台にタオル旗めかせつつ |
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2012/01/05 22:36
やはらかき軀幹をせむるいくすぢの紐ありてこの晴着のをとめ |
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2011/12/24 22:22
誤植ひとつ見いではかなくゐるゆふべわれみづからの本をとざしぬ |
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2011/12/19 23:20
うず巻の生れてほどける水のさま飽かずに立てば人の寄りくる |
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2011/12/14 23:28
ばちあたりのティベッツもつひに昇天しはだか欅のあさぞらに美(は)し |
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2011/12/06 22:49
秋もなか空に漂う欅落葉は言葉のごとく人にとびつく |
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2011/11/30 23:56
金色(こんじき)のちひさき鳥という比喩を踏みつけて歩(ゆ)く銀杏並木路 |
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2011/11/25 23:21
硝子屋に立てかけてある硝子板厚みが緑(あを)く道から見ゆる |
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2011/11/19 21:39
らつきようがふいに食ひたしハチマキして走りをりたる夢よりさめぬ |
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2011/11/03 22:08
大事なのはお母さんでゐること山茶花(さざんくわ)よご飯を作りお帰りと言ふ |
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2011/10/29 23:58
暗がりを燭もてひとり歩むがに身をかがめ聞くひとつかなかな |
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2011/10/23 13:30
よるべなき心細さよ電話してみようか。いないな乞ふな求むるな |
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2011/10/17 22:59
ショパン命日十月十七日雨降れりぱらぽろろろんしとしとろろん |
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2011/10/13 23:55
人体が葡萄のごとく透きとほりし刹那如何なりしウィルヘルム・レンチェンよ |
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2011/10/03 23:53
乳母車にみどりごは居ずみどりごを抜きたる跡のふつくら窪む |
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2011/09/25 22:54
行きすがふをみなにてかぐの果(み)のごときにほひを曳けり秋闌(た)けにけり |
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2011/09/20 23:19
杖つきて巷をゆけばあはれあはれ杖つく人をいくたりか見る |
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2011/09/14 23:46
淡黄のめうがの花をひぐれ摘むねがはくは神の指にありたき |
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2011/09/09 23:37
目つむりて電車にをりぬ聞こえくる声に齢(よはひ)あることもわびしく |
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2011/09/03 21:51
福引のガラポンを回す 赤玉に願いをかけて一秒間の淡い夢 |
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2011/08/30 22:09
姉に会うと母のことばかり語り合う 二人は親の逝った年を越えた |
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2011/08/25 23:40
手を握るタイさん握り返すそのこぶしの力は嫁への信頼 |
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2011/08/21 22:18
これが最後かも知れぬ 母の足はよたよたと娘についてくる |
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2011/08/13 21:35
八月のゆふやみ永し梨の実にしんしんと金の隠れ水湧く |
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2011/08/08 23:10
また少し白髪ふえて仰ぐ空 結跏趺坐(けつかふざ)する夏の雲見ゆ |
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2011/08/03 23:15
いやおうもなし通帳に「原子力立地給付金」振り込まれくる |
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2011/07/21 23:32
夕雲は蛇行しており原子炉技師ワレリー・ホデムチュク遺体無し |
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