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プロフィール
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2012/05/17 23:57
蝶の眼に見えてわが瞳に見えぬものこの世に在りて闇に入る蝶 |
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2012/05/11 23:34
嬉々として言葉は言葉追いかけるみちのくの山蝶ふたつ飛ぶ |
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2012/05/06 00:31
蜜吸ひては花のうへにて踏み替ふる蝶の脚ほそしわがまなかひに |
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2012/04/27 21:46
集魚灯照らして漁(すなど)りする船の影浮かびおり真闇の海に |
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2012/04/21 22:05
淀みいる川の真中に獣骨のごとく半身見する自転車 |
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2012/04/16 23:32
靴をぬぎ湿布薬とサロンパス貼りてスリッパの行脚となりぬ |
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2012/04/12 23:50
退屈もさみしさも無くゆっくりと姑と二人の時間流れる |
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2012/04/05 23:56
放射線専門家随行バイエルン国立歌劇場日本公演 |
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2012/03/31 21:01
跳ね駒、種播き爺の雪占(ゆきうら)に謎なくて春 大地励ます |
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2012/03/24 00:11
南方のどこかに核の汚染なき補陀落島(ふだらくじま)があるといふ話 |
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2012/03/17 23:50
昭和五十七年を幻想のごとく思ひて契約せし若き日の保険が今日おちぬ |
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2012/03/10 23:36
風の街風に逆らひかかへゆく春の卵のふとあたたかし |
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2012/03/02 23:22
使ひ捨てのやうに手荒く棲んでゐる地球さびしく梅咲きにけり |
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2012/02/24 23:05
やうやくに宥(ゆる)して月夜に洗ふ髪わらわらと子鬼落ちて散りゆく |
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2012/02/18 21:20
森ぬらし二月の雨のふるときに幼な子泣くなみかん きんかん |
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2012/02/12 23:08
立春ののちの寒さよ隣家はひと死にてしきり夜をにぎはへり |
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2012/02/07 23:22
恍たる楽の韻きによりて照らさるる極楽鳥花(ストレリチヤ)に老きざしたり |
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2012/02/02 23:18
水桶にひとひ遊ばす寒鮒のしづかにゐるが耐へがたかりし |
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2012/01/27 21:07
どのあたりまでの一生(ひとよ)かはち切れむばかりの冬の林檎割りたり |
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2012/01/21 23:49
はばたけるやうに来たりし白きものいづ方からの音信か 雪 |
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2012/01/17 23:58
月光は受話器をつたひはじめたり越前岬の水仙匂ふ |
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2012/01/10 23:12
ロメオ理髪店二階はジュリエット美容室露台にタオル旗めかせつつ |
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2012/01/05 22:36
やはらかき軀幹をせむるいくすぢの紐ありてこの晴着のをとめ |
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2011/12/24 22:22
誤植ひとつ見いではかなくゐるゆふべわれみづからの本をとざしぬ |
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2011/12/19 23:20
うず巻の生れてほどける水のさま飽かずに立てば人の寄りくる |
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2011/12/14 23:28
ばちあたりのティベッツもつひに昇天しはだか欅のあさぞらに美(は)し |
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2011/12/06 22:49
秋もなか空に漂う欅落葉は言葉のごとく人にとびつく |
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2011/11/30 23:56
金色(こんじき)のちひさき鳥という比喩を踏みつけて歩(ゆ)く銀杏並木路 |
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2011/11/25 23:21
硝子屋に立てかけてある硝子板厚みが緑(あを)く道から見ゆる |
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2011/11/19 21:39
らつきようがふいに食ひたしハチマキして走りをりたる夢よりさめぬ |
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